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2018年12月05日

琥珀色の首里

帰宅する車もまばらになった時間帯
夜の首里を自転車で走った。

帰りに通った首里城前。

ライトアップされ、
闇夜に浮かぶ姿が美しい。

手前のりゅうたん池

引っ越しする前、
小学4年までは首里に住んでいて
ここにはよく友だちと
釣りをしに来ていました。

あの頃は釣り人も多く、
池と道を挟んだ裏の通りには
釣具屋があり、そこで練り餌と
竹で作った釣り竿を買って
下校時は仲間と日が暮れるまで糸を垂らし
遊んでいた記憶があります。

学校でやった釣り大会では
最多賞をゲット♪

大きなコイを釣ったり
何故か金魚が釣れたり、
フナが釣れたときには薬と聞いて
ばーちゃんにあげた気がします。

中でも忘れられない体験が二つ。

ひとつ目はある日曜日の午後、
釣りをしていた時のこと。

強烈な引きが!

ググ、グググ…!と、
頼りない細い竹竿で
おしゃー!と勢いよく釣り上げれば、
親指ほどのまぁるく黒い小さな木の実?が
ポンッと手前に転がった。

が、

そのままコロ、コロコロと
池の中へポチャンと落ちた。

なんだったんでしょう?(笑)

カッパのいたずら?(^^)

そしてふたつ目。

学校帰りの夕暮れ時、
友だちと釣りにきており、
先に帰宅するため
ひとりりゅうたん池を覗きながら
歩いていた時のこと。

なんと、緑色の水面に
見たこともない大きく長い魚影の姿が!

「ピラルク!?」

もしくはアロワナ?
アマゾンに住む古代魚が
こんなりゅうたん池に
いるはずはありません。

しかし飼いきれなくなった金魚さえ
誰かが放流する始末。
いてもおかしくはない。

そんな話しを仲間にしても
信じてくれるはずもなく、
今では夢だったのかどうかさえ
あやふやな記憶になってしまった。

今では
釣りも禁止になっているこの場所。

試しにあの頃あった裏通りの
釣具屋の場所を覗いてみましたが、
普通の民家がそこにあるだけ。

懐かしさがこみ上げる首里の道。

沿道もライトアップされ、
夜もまたムードがありますね。

でも自分には
どうしても夕暮れの光景が目に浮かぶ。

そんな首里城をしばらく眺めて
帰宅しました。

琥珀色の首里



Posted by ・のびた  at 00:33│Comments(0)
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